推しだけが信頼できる存在|女子高生が推しに労力をかける理由

マーケティング

服の1万は高いけど、チェキの1万は安い
推しがいない生活やもはや自分ではない


これはオタク活動(略してオタ活)をする女子高生から出た言葉である。

チームシンデレラの女子高生には様々なオタクが存在する。
ジャニオタ、コスメオタ、バンドオタ、地下アイドルオタ、そして過去には電車オタ、なども…

推しの存在やモノ?を堂々と叫ぶことが出来る世の中になってきたが
彼女達のオタ活のリアルな実態とは…?
深堀していくと、一つのある事実に至った。

ネットの推しとリアルの推しの存在

今回紹介する絶賛オタ活中の女子高生は、”もこちゃん” 高校2年生だ。
どんな時でも笑っていて、彼女が現れた瞬間その場の雰囲気がパッと明るくなる、そんな子である。

彼女を擬態語で表すと、ほわほわ、だ。

そんなもこちゃんは今絶賛2組のオタ活をしている。

推し①元ツイキャス配信者、びんちゃん

彼とのDM履歴など

中学3年生の夏終わりにツイキャス(リアル配信サービス)で発見したという、びんちゃん(男性・年齢不明・大阪在住)

Twitterアカウント
https://twitter.com/O_bin__

オタクエピソードとしては、以下のような感じ。

  • イケボ(イケメンボイス)さに魅かれ、オフ会があれば大阪まで東京から夜行バスで向かうほどの熱狂っぷり。
  • バイト代の半分は遠征費につぎ込む(3~4万/月)
  • 本人から認知されており、もはやラインしてる(!?!?!)
  • 主にSNSで彼の事をひたすら見守っている

最初はSNS上での繋がりだけだったらしいが、オフ会に参加するごとに顔と名前を憶えてもらえるようになり、最近はもはやラインでひたすら「おはよう」と「おやすみ」を送りあっているようだ…。

カップルが記念日を記録しておくアプリで、彼とであってからの日数を記録しているらしい…

彼の良さを周りの友達にひたすら語っているけれど、実はファンは増えてほしくない。

推しのすべてを知りたくはないけど他のファンよりは近い存在でいたい。
(お金をたくさん貢ぐ) ヒエラルキーが上のファンを見ると悔しいけれど、自分はATMのような存在にはなりたくない。

つまり、いつまでも憧れの存在でいてほしいが、特別な存在として認められたい…そんなオタクのジレンマに常に悩まされているのだ。

推し②ダンス&ヴォーカルユニット、AIRPEN

SNS上の推しに対し、こちらはリアルでの推し。
主に路上パフォーマンスを行っているグループ。
一昨日の夏、町田の駅でパフォーマンスしているのを見てから、心を射抜かれたという。

Twitterアカウント
https://twitter.com/airpen_info


オタクエピソードとしては、以下のような感じ。

  • ひたすらチェキ撮影にお金をつぎ込む(1~2万/月)
  • 主に土日にストリートパフォーマンスを行っているので、SNSでスケジュールを確認して足を運ぶ
  • パフォーマンス中はただひたすらスマホで動画を撮影する(「いつもニコニコしながら見てくれてるよね」とメンバーから言われた、との事だが、きっとニコニコではなく、ニヤニヤであると思う。)
  • チェキをいつも持ち歩いている

周りの人は平気で裏切るけど、推しは裏切らない

とにかく彼女の頭の中は推しの存在でいっぱい。
高校生にとって大阪に行く交通費も、チェキ代も死活問題になるほど高い。
毎日遅くまで汗水たらしてバイトをしたお金は、彼の笑顔に消えていく…

彼女におそるおそる(?)推しの存在を3つの言葉で表してもらった。
すると、こんな回答がかえってきた。

①元気の源
②幸せ
③絶対に信頼できる


……
信頼できるとは…??
意外な言葉が。

「周りの人は平気で裏切るけど、推しは裏切らないと思うんです!」

いつもの屈託のない笑顔で、割と大人的にはフルダメージな台詞が。

・SNSではいつもキラキラした姿を見せてくれる
・ファンの為(私の為に)頑張ってくれる
・その分私も頑張れば向こうも喜んでくれる
・次の活動が楽しみで前向きに生きていける

そんな双方のコミュニケーションの取り方が
裏切らない、信頼できる関係であると感じているのであろう。

友達や中途半端にかかわってきた大人は自分の都合ですぐに裏切る。
でも、推しは自分が労力をかけた分だけ返してくれる。

彼女が先ほど「推しのすべてを知りたくはないけど他のファンよりは近い存在でいたい。」と発言した事はここに繋がるのだろう。
すべてを知ってしまったら、いつか裏切られてしまう、と心のどこかで分かっているのかもしれない。

なんだか”オタ活”がこのご時世に生きていく上でとても合理的なモノに思えてきた。
普段のうっ憤や不安を一旦おいて置ける現実逃避の場所を提供してくれる推しの存在、あっぱれ。


最後に一つ、ポロっと彼女からこんな嘆きがこぼれた。
「現実の人と推しを比べてしまって彼氏ができそうにないんです…」


うーーーん、がんばれ!(笑)(笑)